レントゲンとイギリスの医療

秋のニッポン帰国の主な理由は「しーたん(姪)の運動会で親子競技に出場する」でした。
ロンドンにいるうちから運動靴も買って(運動しないので持っていない)、
万端で挑みました。結果は間違えて味方の帽子を奪ってしまうというあわてんぼうぶり。
楽しかったのでいいんです。いいんです。

そして帰国の一日前、階段を軽快にとんとん上っている途中、
すべり転んで左手中指を強打。ぐにゅーんとおかしな方向に曲げちゃってちょっとびっくり。
でも、その後痛んだりはれたりしなかったのでそのままに。
ところが翌日帰国のため重いスーツケースを運んだりしたためか、
ずきずきと痛み出し、ついには顔にローションをつけるのにも痛むように。
あげくの果てには仕事中にPCのキーボードをたたくのさえ痛むので、
しぶしぶお医者さんへ行くことにしました。

基本的にはすべて無料のイギリス医療。
かかりつけの登録している医師を受診した後、症状によって専門医へ送られます。
がしかし、今回は、引越し後に医師の登録変更をしていなかったこともあり、また、
小さな町医者ではレントゲンはないだろう、という憶測もあり、
街の中心に近い大き目のWalk-inと呼ばれる「飛び込みOK」のお医者さんへ行きました。

が、ああああ、こんなに大きな建物なのにレントゲンもないのね。
ナースから症状のヒアリング、その後処置をしてもらえるのですが、
その際に「それはレントゲンが必要だから、ここでは無理だねー」と。
そこから交通機関を利用しておよそ30分弱の大きな大きな病院へ行くように勧められました。
ここでは無理だからそっちへ行ってね、ということ。
骨折やひどい捻挫の人は大変だろうな。

金融街の近くカテドラルに程近い大きな大きなおおーきな病院へ。
小さなイレギュラーな入り口がそこかしこにあり、その上、建物は小刻みに区切られ、
あらゆる建物の集合体的つくりのその病院では、
知ってる人でなければ受付を探すだけで一苦労。

やっとみつけた怪我受付で受け付けて、ナースに会ってヒアリング、レントゲン室へ送られ、
またまたナースのところへ戻り、なんとか診察を受けて、やっとおしまい。
所要時間3時間以上!!!
うち待ち時間は2時間以上!!!
そして、「そのうちなおるから大丈夫」。
痛み止めも軟膏もでません。期待はしていませんでしたが。
自分が安心したいためだけに行っただけだし・・・
ナースもレントゲン技師もいい人でしたが(受付の人は・・・仕事したくない空気満点)、
ここじゃ、安心して怪我も病気もできないなーと、改めて実感。

日本では小さな小さな病院でも外科受付をしていれば最低レントゲンくらいは撮れるのに。
いくら無料の医療でもきちんとしたサービスが受けられないのでは機能しない。
さらには、いくら「無料」をうたっても、所得のあるイギリス居住者が納める税金と保険料は
かなりのもの。あらゆるファクターが重なり機能が慢性的に麻痺しつつあるこれらのシステム。
自分で望んでこんな海の向こうの国まで来ているので文句を言っても仕方ないけれど、
なぜこの国に優れた医師やエンジニア、科・化学者/研究者がやってこないのか
そろそろ気が付いて欲しいなあ・・・。
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by mamakilala | 2007-10-30 06:25 | Archive - Oct 2011


ロンドン南東郊外の3人暮らし


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